暮らす・働く

旭川の保育園に雪だるまをプレゼント 冬場の雪を真夏に活用

雪だるまを手渡される園児たち

雪だるまを手渡される園児たち

  • 0

  •  

 旭川市緑ヶ丘東保育園(旭川市緑ヶ丘2条4)で7月22日、「スノーファンタジープロジェクト」雪だるま贈呈式が行われた。

大事そうに雪だるまを運ぶ園児たち

[広告]

 旭川ガスと日本通運旭川支社が、地域貢献を目的に共同で取り組む同企画。冬場コンテナに詰めた雪を旭川ガス永山工場内で保管し、夏の暑いこの時期にスチロール製のだるま型に詰め、市内の視覚障がい者を対象とする特別支援学校と16カ所の認可保育園に届ける。できるだけ多くの子どもたちに喜んでもらいたいと回数を重ね、今年で5回目となる。

 当日は30度を超える蒸し暑さの中、園庭にはビニールプールが用意され115人の子どもたちが待ちわびていた。日本通運のトラックで届いた約100キログラムの雪はプールに入れられ、10個の雪だるまは代表の園児たちへ手渡された。子どもたちは「重い重い」と話しながらも「落とすと中から雪が出てきて、オラフみたいに溶けちゃうよ」と言われ、「オラフ知ってるの?」とうれしそうな声を上げながら、大事そうに雪だるまを運んだ。プール内の雪に足をつけ、あまりの冷たさに泣き出す小さい園児も。スコップなどで雪を掘ったり、形を作ったりと園児たちは雪と戯れていた。

 旭川ガスの橋口さんは「園児たちが喜んでくれてうれしい」と話す。「園長先生方が覚えてくれていて、『うちの保育園にも来てくれた』と言ってもらえる、とてもやりがいがある企画」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース