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旭川在住の画家・うぐさみさきさんが色鉛筆画の個展 「爽籟の彩」

個展「爽籟の彩」を開催している旭川在住の画家・うぐさみさきさん

個展「爽籟の彩」を開催している旭川在住の画家・うぐさみさきさん

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 旭川在住の画家・うぐさみさきさんの個展「爽籟の彩(そうらいのいろ)」が現在、フィール旭川(旭川市1条通8=買物公園)4階の「BOOKMARK CAFE」で開催されている。

初の個展の際にうぐささんが描き寄贈した「ピザトースト」の絵(右)と、3月に女の子が「一緒に飾ってほしい」と持参した絵(左)

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 同展は、2020年8月に開いた自身初の個展に次ぎ同店で2度目、自身3度目の個展で、油性色鉛筆や透明水彩による作品のほか、大学生時代に描いたという油絵も展示している。開催に当たっては、初の個展以降描いた作品の中から会期である「秋」に合った作品を選び、風の揺らぎや透き通った雰囲気に合わせてタイトルを決めた。

 旭川には小学6年生の時に引っ越してきたといううぐささんは、小学校低学年から静物画に興味を持ち、親が買ってきた色鉛筆の技法書を参考に色鉛筆画を描き始めた。その後も芸術課の大学に進学して本格的な創作活動を行い、札幌での社会人生活を経て、現在は旭川を拠点に活動している。

 北海道にまつわる景色や花を主な題材に描いているうぐささんは、自身の楽しみとして風景や花を眺めに訪れた場所で題材を発見することが多く、質感や色の変化を丁寧に作品にしており、同展のフライヤ-に描かれている作品は、常磐公園の千鳥ケ池に架かる橋に立って感じた風景を描き込んだもの。

 同店には、初の個展の際にうぐささん自身がお気に入りのメニュー「ピザトースト」を描き寄贈した作品「いつもの」を飾っているが、その隣には小学生の女の子の作品が並ぶ。今年3月、店内に飾られている絵を見た女の子が、「こんなに上手じゃないけれど、自分も好きなメニューを描いたので飾ってほしい」と持参したもの。うぐささんは、「自分のいないところで女の子との縁が生まれた。『作品を通して誰かとつながる』ということがこれまでなかったので、心が温まるいい思い出になり、とてもうれしい」と瞳を輝かせる。

 現在の自身について、「描きたいものを描けていて、描くことで自分を表現できている」と話すうぐささんは、今回の個展について、「作品の色や風景から安らぎを感じながら、カフェでのひとときを過ごしてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時30分。入場無料。10月16日まで。

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