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段ボール製の日産車、旭川のカフェで展示 障がい福祉事業所利用者が制作

段ボールを駆使して作られた日産車

段ボールを駆使して作られた日産車

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 旭川の就労継続支援事業所に通所する小橋克敏さん制作の段ボール製自動車モデルを展示する「ハコスカNISSAN展」が現在、旭川の「BOOKMARK CAFE」(旭川市1条通8 フィール旭川4階)で展示されている。

細部まで作り込んである内装

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「日産」「ハコスカ」が大好きという小橋さんは、以前から自動車雑誌などを見ながら車を描いていたが、ここ1、2年は段ボールを素材に制作するようになり、現在では10台を数え部屋に置き場がないほどになったという。

 小橋さんが作る車は日産車のみ。昭和当時の自動車雑誌を見ながら想像を膨らませ、段ボールや厚紙、アルミテープなどを駆使しながら、1台に10日程度の時間をかけて仕上げている。

 展示されているのは大小合わせて7台で、大きいものは60センチメートルほど。外観はもちろん内装にも随所でこだわりを見せ、シートやハンドル、シフトノブなどを厚紙で精巧に作っている。サイドドアガラスは開閉でき、ボディーを外すとエンジンルームが現れ、後部座席後ろに設置したスーパーウーハーは、スピーカージャックを通して実際に音楽を鳴らすことができるなど、制作の課程で発想が広がり、「小橋さんの夢のハコスカ」となっている。

 支援する事業所の福田さんは「多くの方々に見ていただくことで、小橋さん本人の喜びや生きがいにつながる。昭和の懐かしさも感じてもらえれば」と観覧を呼びかける。

 開催時間は11時~18時30分。火曜定休。6月30日まで。

初稿に誤りがあり訂正致しました。
ご指摘ありがとうございました。

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