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「イオン旭川春光店」が閉店 40年の歴史に幕 新商業施設見据える

メッセージボードを手にお辞儀をするイオン旭川春光店の従業員

メッセージボードを手にお辞儀をするイオン旭川春光店の従業員

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 「イオン旭川春光店」(旭川市春光町)が2月28日、40年間の営業を終え閉店した。

元紳士服売り場で夢中になって絵を描く男の子 

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 同店は、旭川の郊外型総合スーパーの先駆けとして1981(昭和56)年、「ニチイ旭川店」として開店。その後1996(平成8)年に「春光サティ」、2002(平成14)年に「ポスフール春光店」、2011(平成23)年に現在の「イオン旭川春光店」に改称し、形態を変えながら40年にわたり地域に愛されてきたが、建物の老朽化や顧客ニーズの変化に対応するため閉店・取り壊しとなり、今後は新たな商業施設に生まれ変わる計画となっている。

 閉店・リニューアルに向けて同店が取り組んだ「BYE BYE AGAIN」プロジェクトには、多くの市民から懐かしんだり閉店を惜しんだりするメッセージが寄せられ、ブースでは訪れた多くの市民が足を止め見入っていた。26日からは店舗の一角の壁や床をキャンバスとして開放。小さな子どもから大人まで、クレヨンや絵の具で夢中になって絵やメッセージを描く姿が見られた。市民と売り場内に完成させた迷路も27日に公開され、最終日まで多くの市民が楽しんだ。

 19時15分から店内中央広場で行われた閉店セレモニーでは、山口和晃店長が「閉店に当たり取り組んだプロジェクトに大きな反響を頂き、温かい励ましの言葉・感謝の言葉を頂戴し、皆さまからとても愛されていたことを実感した。少しの間、お別れとなるが、また再会できることを願って過ごしたい。最後の来店、誠にありがとうございました」と感謝のあいさつを述べた。40年前の開店に立ち会い現在も同店に勤務する衣料販売課長の吉本さんは従業員を代表してあいさつし、当時のお客様が今も買い物に来て下さることへ感謝の言葉を述べた。

 歴代の店舗の写真を配した自作POPを身に付けてセレモニーに参加した若者は「大きな店の閉店に心が揺れ(POPを)作った。閉店は残念だが、新たなオープンを楽しみにしている」と期待を寄せる。

 セレモニー終了後、メイン通路には従業員による花道が設けられ、参加者は従業員から一輪ずつ手渡された花を手に花道を通り抜け、顔なじみの従業員との別れを惜しむ姿なども見受けられた。

 参加者が全員駐車場側出入り口を出た後、従業員が出入り口内側に幾重にも並び、最後まで見届ける参加者に「また会いましょう」などのメッセージボードが掲げられた。その後、従業員がお辞儀をする中シャッターが下がり、ニチイからイオンまでの40年の歴史に幕が下ろされた。

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