旭山動物園(旭川市東旭川町倉沼)の動物たちに、7月24日、氷柱がプレゼントされた。
今年初めての試みとして、サル山用の氷柱にドリルで穴を開け、これまでも与えたことのある蜂蜜を注入し、好奇心旺盛な猿にプレゼント。注入作業を気にしていた猿たちは、プレゼント直後から氷柱に集まりだし、蜂蜜は補充が必要なほどの人気を見せた。
氷柱は長さ1メートル、縦40センチ、横25センチの大きさ。開園前、約2時間かけてクレーンや人の手により、ホッキョクグマ館、サル山、チンパンジー館、ペンギン館の各飼育エリアに運ばれた。
この日は朝から晴れ、気温も上昇。氷柱で涼を取りながらはしゃぐ動物の姿に、来園者からは歓声が上がった。
同園広報の畑山淳さんは「冷たくて気持ちが良い氷に動物たちも大喜び。ホッキョクグマは氷を引っかいたり、大きな口でかじったり、鼻をくっつけたりと、とてもうれしそうな表情を見せてくれた。愛らしい姿を来園者の方々に楽しんでもらえてうれしい」と話す。