ソフトバンクグループのさとふる(東京都中央区)が運営する、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で8月22日、旭川市へのふるさと納税の取り扱いが始まった。
寄付を通じて地域の人を応援することで、米や肉など地元の特産品を礼品として受け取り、地域の魅力を知るとともに地域づくりに貢献できる「ふるさと納税」。「さとふる」はふるさと納税を推進し、地域活性化を促進するための総合サイトで、インターネットで簡単に申し込むことができる。寄付金を自治体へどう使ってほしいか指定できたり、好きな地域を複数選んだりすることも可能。旭川市が加わり、「さとふる」で取り扱う自治体数は計33県市町村となった。
礼品は1万円以上、3万円以上、5万円以上と寄付した金額に応じて贈呈され、地元のトマトや男爵いもなどの野菜やコメ、「高砂酒造」「男山」「合同酒精」の酒蔵から旭川地酒、旭川家具職人が手作りした木製スツール、壁掛け木製時計などの木工工芸品なども。その他、北海道産の若鶏の半身を炭火で焼いた「新子焼き」や生ラーメン、塩ホルモンと豚トロ発祥の店の焼き肉セットや、旭川銘菓の詰め合わせ、カタログギフトなど32品の中から選ぶことができる。
ふるさと納税と共に旭川市では「まちづくりサポーターズ倶楽部(くらぶ)」もスタート。1万円以上の寄付を行った人を対象に、旭山動物園(旭川市東旭川町倉沼)、旭川市科学館サイパル(宮前通)、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(春光5条7)、井上靖記念館(同)、旭川市博物館(神楽3条7)など、市内一部の施設の年間入場料が無料になるメンバーカードが礼品と一緒に進呈される。
寄付金は、旭山動物園の整備等を行う「あさひやま“もっと夢”基金」や、まちなか活性化事業、国際交流・福祉・環境・子育てなどに活用される。