旭川市の新庁舎の整備検討を進めていくに当たり現在、市内の小・中学生を対象にした絵画コンクールが実施されている。
今の市役所は1958(昭和33)年に建てられ、オープン当日は9階建ての立派な建物を見ようと3万人もの人が押し寄せた。そんな庁舎も今年で57年目を迎え、新庁舎の整備検討が進められている。そうした中、庁舎に興味を持ってもらうとともに、子どもだけでなく市民が庁舎整備について考える機会になればと同コンクールを企画した。「あったらいいな こんな市役所」をテーマに、自分たちの住む同市の新庁舎が「こんな庁舎だといいな」とイメージできる建物の外観や内観を表現した絵画を募集している。
応募用紙のサイズは四つ切り(39センチ×54センチ)サイズの画用紙に、学習で使用するクレヨン・絵の具・色鉛筆などで描く。募集対象は小学生低学年(1~3年生)の部、小学生高学年(4~6年生)の部、中学生の部の3部門。10月開催予定の「庁舎整備シンポジウム」で表彰式が行われる。
管財課の伊東さんは「子どもたちが絵を描くことで、親の世代にも興味を持ってもらえれば」と話す。「新庁舎が建設されれば長く利用される。将来、子どもたちが大きくなって利用し、財産となると思うので夢を託した庁舎を考えてもらえれば」とも。
応募用紙に記入の上、学校へ提出する。提出期限は8月31日。