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FISスノーボードワールドカップで授与されるメダル、旭川の「淳工房」が制作

ガラス製メダルの試作品

ガラス製メダルの試作品

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 ガラス工房「淳工房」(旭川市旭岡2)で現在、FISスノーボードワールドカップ旭川大会で授与されるメダルが制作されている。

淳工房代表の菅井さん

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 メダルを制作する「淳工房」は、陶芸などの工房が集まる「北の嵐山」に設立して30年。土台の木に逆円すい形のグラスを差し込んだ「木GLASS(きぐらす)」は旭川の土産としても知られる工房の代表作だ。

 同大会実行委員が工房へメダルの制作を依頼。同大会の種目パラレルジャイアントスラロームとパラレルスラローム、男女・各1位から3位まで計12個、同着を見越して合計15個のメダルが制作される。金属を焼き付け、ガラスが光の角度で虹色に変化する「虹彩(こうさい)ガラス」でメダル部分を作り、色付きのガラスを乗せて焼き、埋め込むフュージングで花模様などを描く。

 大会名・順位は細かい砂を吹き付けるサンドブラストで記す。1位が赤、2位は青、3位は緑で、それぞれ太陽、空、大地の色から連想し、旭川の自然を表現。首に下げるひもは、北の嵐山にある染め工房「染あとりえ草創」が担当する。

 依頼を受けた菅井さんは「スノーボードと聞いて一番に竹内智香選手を思い浮かべた。このメダルが彼女の首に下がってくれるとうれしい。制作には工程がたくさんあるが、手間暇かけないと良いものが出来上がらない。せっかくやるなら良いものを作りたい」と話した。

 同大会は2月28日・3月1日、サンタプレゼントパーク(旭川市神居町富岡)で開催される。

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