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旭川「アオカ習字教室」が1周年 コロナ禍対応で出張教室も

「アオカ習字教室」を主宰する山田真紀さんと書道を習う小学生

「アオカ習字教室」を主宰する山田真紀さんと書道を習う小学生

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 旭川在住の山田真紀さんが主宰する「アオカ習字教室」(旭川市神楽岡13条6)が11月で1周年を迎えた。

山田さんが仏具店での業務の一環として手がけた位牌(いはい)

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 小学2年生から30代半ばまで書道を習っていた山田さんは、その後いったん書道を離れていた時期に部屋の整理をしていた際に、書道指導資格の証状を見つけ取得していたことを思い出したという。そのことを書道仲間に話したところ、仲間の後押しもあり、自身の教室を開いた。

 教室名の「アオカ」は「私たち」「あなた」を意味するアイヌ語で、1回60分~90分の教室には幅広い世代が通うが、コロナ禍に開設したためマンツーマンレッスンが多いという。

 同教室は常設の教室のほか、山田さんが市内・近郊の参加者の自宅などを訪ねる出張教室も行う。家業の仏壇店を通して知り合うことの多い年配者から、「習い事をしたくても通う足がない」と耳にすることが多く、自分に何かできないかと考えたとき、「書道なら筆と墨と半紙があれば指導でき、年齢関係なく文字を書く楽しさを味わってもらえる」と始めたといい、子どもに習い事をさせたいが、送迎が難しい親からも喜ばれているという。

 「パソコンの普及で文字を書く仕事は以前より減ってはいるが、まだまだ必要とされており、「ビジネスレターや賞状、優勝旗などは誰かが書いている。手書きにはぬくもりや書き手の思い通りに工夫できる利点がある」と話す。

 参加者の作品の上達点を積極的に取り上げて本人へ伝えるなど、意欲向上とコミュニケーションを大切にしているという山田さんは「教室を楽しんでほしい。続けるためには楽しみが必要」と話し、「単にきれいな文字の書き方を教えるだけでなく、生徒が望む形で文字を書く技術を応用できるように教えていきたい。基礎ができてきた生徒には、文字を書く仕事を紹介するような活動もしてみたい」と意欲を見せる。

 受講料は、子ども月額3,000円(道具込み)、大人1回1,000円(自身の道具が必要)。出張教室は2,000円(市内・近郊出張料含む)。教室は常設・出張とも予約制。

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