2月に完成したeスポーツ競技場「ICTパーク」(旭川市3条8)に7月22日、eスポーツのトレーニング施設「ICTパーク トレーニングジム」がオープンした。管理・運営は一般社団法人「大雪カムイミンタラDMO」(3条7)。
「あさっぴーチャレンジ」 あさっぴーの連鎖で参加者に積み上がったおじゃまぷよ
これまでも団体や特定用途向けに施設を開放していたが、今回、eスポーツに興味・関心を持つ個人がeスポーツに触れたり継続的にトレーニングしたりする場を提供することでeスポーツの裾野を広げる。
10台の高性能ゲーミングPCをはじめ、eスポーツに適したチェアやヘッドセットなどeスポーツを楽しむ際に必要なデバイス・設備を完備する同施設。インストール済みの5タイトル以外にも自由にダウンロードし、自分のアカウントで利用することができる。「個人やグループで快適な環境でeスポーツを楽しみ、スキルを磨くことができる」という。プロジェクターやスクリーン、大型モニターも備え、eスポーツに限らず、イベントやサークル活動、会議、交流会などの用途で一般にも貸し切りで貸し出す。
eスポーツなどを通じた交流の場として、フリースペース「eコミュスペース」(無料)も併設。持参したゲーム機などでオンライン対戦を楽しんだり、来館者同士が自由に情報交換・談笑したりできるようにした。
同日の記念セレモニーでは、来館者とカウントダウンを実施し、記念品「ICTまんじゅう」を進呈。その後180人収容のeスポーツ競技場「コクゲキ」の観覧会を実施し、「あさっぴーチャレンジ」と題してあさっぴーと来場者が「ぷよぷよ」によるエキシビジョンマッチを行い会場を盛り上げた。
同ジムでは、eスポーツで日本一を経験したことのある元プロeスポーツプレーヤーなどがさっそく利用を開始し、参加者は「旭川に充実した施設ができてうれしい。定期的に活用してeスポーツを楽しみたい」と目を輝かせていた。
大雪カムイミンタラDMOの同施設担当吉田さんは「10代、20代の関心が高いが、eスポーツには世代を超えて楽しめるポテンシャルがあり、幅広い世代の方々に利用してもらえるきっかけが生まれるとうれしい。全道規模の大会やイベントも開催してeスポーツを通して街を盛り上げていきたい」と意気込みを語る。
開館時間12時~21時(最終入館20時)。水曜と12月30日~1月4日休館。利用料金は、1時間=500円、3時間=1,000円、5時間=1,500円、1日=2,000円、18歳以下無料。