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旭川出身・杉村太蔵さんが買物公園活性化に商業施設「旭川ここはれて」 来夏開業へ

旭川・北北海道の食や文化を発信する商業施設「旭川ここはれて」完成イメージ 左下が買物公園 右下が5条本通

旭川・北北海道の食や文化を発信する商業施設「旭川ここはれて」完成イメージ 左下が買物公園 右下が5条本通

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 旭川出身のタレント・実業家の杉村太蔵さんが社長を務めるCocoHarete(旭川市)が来年夏、旭川市内に旭川や近郊の食や文化を発信する商業施設「旭川ここはれて」を開設する。杉村さんが6月25日、会見で発表した。

身ぶり手ぶりで「旭川ここはれて」について熱い思いを語る杉村太蔵さん 施設関連画像も

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 場所は買物公園に面した5条通8の約450坪で、旭川フードテラスの真向かい。敷地内に整備する約150坪のガーデンを取り囲むように一部2階建ての施設を建設し、同社が運営も手掛ける。

 「きた北海道文化発信拠点 森のTHIRD PLACE」がコンセプト。
 ガーデンゾーンと複合店舗ゾーンで構成し、ガーデンゾーンでは街なかでありながら緑に囲まれてゆったりと過ごすことができる。
 複合店舗ゾーンでは旭川や近郊、留萌・宗谷・オホーツク・空知方面を中心とした農畜水産物を使った料理やローカルグルメで「きた北海道の食文化」を楽しむ飲食店・食物販店と、旭川と近郊のクラフト製品や家具雑貨を通し「きた北海道の匠文化」に触れる物販店を計画。多くの出店希望者が出店できるよう7~8坪程度の小区画店舗23店を募集する。

 8月6日・7日には出店者募集説明会を開催。3通りのプランを用意し、一般的な定期契約のほか、一定期間同社の社員となって独立を目指す方法、委託契約のもと厨房機器から設備・内装をすべて同社が用意し、売り上げの80パーセントで運営する方法と、独立開業の意欲のある人が初期投資などの不安から解放され、最適なプランでチャレンジできる環境を整える。

 去年の暮れの発案から計画を進めてきたと言う杉村さんは、「出店しやすいことが大事で、どうやって若い人たちや独立開業意欲のある人にチャレンジしてもらうか知恵を絞った。事業で失敗したときのリスク解消が一番重要なポイントなので、初期投資も少なくいつやめてもいい仕組みを取り入れる。成功したお店は買物公園に店舗を構えられるようファンドも立ち上げ、喜んで送り出す」と胸を張る。

 杉村さんは「街の活性化を考えたときに、中心地の活気が重要。買物公園を元気にして、わくわくした気持ちになってほしい。一番に旭川市民に、そして北北海道の方に足を運んでもらい、札幌市民に旭川に行く選択肢が浮かぶことが大目標」とも語り、イベントも頻繁に開催し、買物公園のにぎわい創造に取り組む。

 買物公園の北側エリアは、緑道地域をはじめユニークさが認知された店も増えきているが、閉店している店も目立ち、買物公園全体としてはかつてのにぎわいが失われて久しい。近隣にはシティーホテルが複数あり、旭川市民はもとより、旭川を訪れる観光客に向けた新たな観光施設として期待される。

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