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自治体首長が広域連携で価値向上アピール 「eスポーツ」で必殺技も 旭川JC例会

「eスポーツエキシビジョンマッチ」対戦前に意気込みを語る石田光幸愛別副町長と小野洋介旭川青年会議所理事長

「eスポーツエキシビジョンマッチ」対戦前に意気込みを語る石田光幸愛別副町長と小野洋介旭川青年会議所理事長

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 旭川青年会議所(JC=旭川市常盤通1)が4月17日、eスポーツ競技場「ICTパーク コクゲキ」(旭川市3条8)で5Gと広域連携をテーマに例会を開催し、自治体の首長がeスポーツ対戦をした後、地域の魅力やICT・5Gを活用した広域連携について語った。

例会の締めは「ストリートファイター」にちなんだポーズに「大雪圏」の発声

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 例会に参加した自治体は旭川市、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町の1市8町。

 例会のテーマは「IOT時代における5Gの活用と広域連携の可能性」で2部構成。
 第1部「eスポーツエキシビジョンマッチ」では、対戦を前に各首長が郷土愛を織り交ぜつつ試合の意気込みを語る動画が流された後、小野洋介同会議所理事長を加えた10人が、CAPCOM公認「STREET FIGHTER CHAMPION EDITION」による5試合を行いeスポーツを体験した。

 第1試合は「愛別特産のきのことビーツのパワーで頑張る」石田光幸愛別副町長と、「スポーツに手抜きはない」と語る小野理事長が対戦し、試合勘を発揮した石田副町長が勝利。

 第2試合は「最年長の私が勝ったらどうなるのか」と笑う佐藤芳治上川町長と、「使い方が分からない私が勝ったらどうなるのか」と応える松岡市郎東川町長が対戦し、接戦を佐藤町長が制した。

 第3試合はマイク不調で「頑張る」と手短に語る西川将人旭川市長と、「前日にPCにインストールして練習してきた」山本進東神楽町長が対戦し、それぞれが必殺技を繰り出すも最後は西川市長が勝利した。

 第4試合は「テーブルゲームの方が得意だが今日はストリートファイターで頑張る」と語る谷寿男鷹栖町長と、「おととい初めて練習した」角和浩幸美瑛町長が対戦し、慣れた手つきで必殺技を連発する谷町長に角和町長が応じるも、優勢に進めた谷町長が勝利。

 第5試合は「急きょ、村椿哲朗町長の代理参戦だが精いっぱい戦う」と語る遠藤憲彦当麻副町長と、持参した「比布エレキバン」を試合直前に張って「凝りをほぐして頑張る」村中一徳比布町長が対戦し、「両親指に貼った効果があった」村中町長が勝利した。

 第2部の「5Gで広がる地域の未来」では、JC担当者が、5Gの活用による労働環境の効率化、防災・災害対策、高度モビリティー社会の実現について説明。自治体が直面する人口減少、高齢化社会、地球温暖化の問題に対し、大雪圏域1市8町による広域連携で地域資源を生かすことを提案。豊かな自然を背景にした観光や食、スポーツ、雪害対策の3点について具体例を交えて提言を行った。

 その後、各首長が登壇し、西川市長は「先ほど体験した通り、誰もが簡単に参加できるeスポーツをきっかけに、大会開催による誘客やローカル5G・大型LEDディスプレーを活用した映像観光などにより圏域のにぎわいづくりに結び付けたい。1市8町で連携し、5Gをキーワードに地域活性化やICT人材育成、圏域の魅力発信を行い観光客誘致につなげていきたい」と語った。

 登壇した各首長は、自治体独自の取り組みや魅力を映像を交えてPRし、豊富な地域資源を持つ各自治体が広域連携することで、大雪圏域全体の価値向上につながる考えを示した。

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