旭川に初夏の訪れを告げる「第87回北海道音楽大行進」が6月8日、旭川中心部で開催される。
同イベントは1929(昭和4)年に当時の北海タイムス旭川支局長・竹内武夫が戦没者を慰霊する「北海道招魂祭」に新たな趣向を加えようと計画。10団体、約200人の参加からスタートし、今回で87回目を迎える。吹奏楽のパレードとしては全国屈指の歴史と規模を誇り、旭川市民のみならず、北海道民にとってなくてはならない行事の一つとなっている。
参加者は幼児から学生・社会人まで幅広く、旭川市内近郊を中心に、全道から吹奏楽・マーチングバンドが88団体、約3600人が参加。色とりどりの衣装を身にまとった参加者たちが、旭川市中心部を約1キロにわたり行進しながら、吹奏楽や鼓笛隊の演奏、バトン演技などを披露する。毎年約15万人を超える沿道の観客を迫力ある演奏とユニークなパフォーマンスで楽しませる。
一般の部は、リベライン旭川パーク・旭橋河畔で開会式を行い、約600人の演奏者による合同演奏を皮切りに、8条斜線道路~8条永隆橋通~1条永隆橋通を行進。幼稚園・保育園の部は、市民文化会館前広場で開会式を行い、幼稚園児の選手宣誓の後、8条永隆橋通~1条永隆橋通を行進する。永隆橋通からは一般・幼児ともに同じコースになり、直線のメインストリートとなる。
行進終了後、15時から平和通買物公園、JR旭川駅北広場、市民文化会館など6会場で、各学校・団体による、アフターコンサートも開かれる。「見応えあるパレードとじっくり聴けるアフターコンサートと相まって、この日は旭川の街が音楽で包まれる。ぜひその雰囲気を楽しんでほしい」と担当者。悪天候の場合は前日に判断し、中止の場合は事前に希望した団体を中心に市民文化会館で雨天代替コンサートを行う。
旭川のシンボルキャラクター「あさっぴー」がドラムメジャーとして行進する姿がデザインされた記念ピンバッジ(400円)を1日から16日まで販売する。800個限定。取扱店舗は公式ページで確認できる。
開会式は、一般の部=11時30分、幼稚園・保育園の部=12時05分。行進開始は、幼稚園・保育園の部=12時20分、一般の部=13時。問い合わせは同実行委員会事務局(TEL 0166-23-0090)まで。