ジュンク堂書店旭川店(旭川市1条通8)5階のギャラリージュンクで6月19日、公開講座「旭川家具の歴史から未来を語る」が開催される。
旭川家具のフロンティア故長原實氏のクラフトマン人生を辿る書籍「100年に一人の椅子職人」
同店と旭川大学の連携協定による連続公開講座「読書の愉(たの)しみ」の一環として開くもので、書籍「100年に一人の椅子職人」(川嶋康男編著・新評論発行)を読み解く。
昨年10月、旭川家具を代表する家具メーカー「カンディハウス」創業者で、「100年に一人の異才」と呼ばれた長原實氏が他界した。「ものづくりは人づくり」を持論にしていた同氏は、業界の枠を飛び越えた知力と行動力とで「旭川家具」を導き、早くから職人の持つ先端技術とデザイナーの協働による「知的産業」のあるべき姿を世界に提示してきた。今年5月に刊行された同書では、椅子職人・デザイナーとして60年に及ぶクラフトマン人生を歩んで来た同氏のこだわりに満ちた人生がつづられている。
当日は、同大教員の北島滋教授と横田宏樹准教授が同書を軸にして、地方都市や地方経済のあり方などの観点から旭川の未来を探る。
開催時間は14時~16時。入場無料。入場整理券は同店4階レジカウンターで配布している。