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旭川の書店で「シマフクロウ」写真展 旭川市在住の写真家が新刊出版記念で

10年にわたってシマフクロウを追い続けてきた旭川市在住の写真家・田中博さん

10年にわたってシマフクロウを追い続けてきた旭川市在住の写真家・田中博さん

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 ジュンク堂書店旭川店(1条通8)5階ギャラリー・ジュンクで現在、旭川市在住の写真家・田中博さんによる新刊「シマフクロウの聲(こえ)がきこえる。」出版記念写真展が開催されている。

翼を広げたシマフクロウの迫力の等身大写真パネル

 旭川市職員時代に北海道の動物や風景写真を撮っていた田中さんが1990年夏、夜の森で初めて遭遇したシマフクロウの気高さに魅了され、ありのままの姿を写真に収めようと生態を探り、10年間森に通い続けた集大成という同写真集。

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 同展では、写真集に収録した思い入れの強い作品をメインに、自ら撮りためた映像なども紹介する。

 田中さんによると、シマフクロウは頭から尾の先までが70センチ、翼を広げた時の全幅は180センチ、体重は4キロを超える世界最大級のフクロウといい、会場にはシマフクロウの等身大写真パネルも用意。翼を広げた雄大な姿が体感できる。

 「シマフクロウは1971(昭和46)年に国指定天然記念物となり、その後絶滅危惧種として定められた。かつて北海道全域に1000羽生息していたこともあったが、開発による生息地の破壊や自然環境の悪化により現在では道東地方にのみ生息している。一時は70羽程度にまで減少したが、30年近くにわたる保護活動により140羽程度まで回復してきている」と田中さん。

 ありのままのシマフクロウの生態に悪影響を及ぼさないよう、最大限の注意を払って撮影に当たってきたという田中さんは「写真集や写真展で紹介するシマフクロウを通じて、自然の尊さに多くの方に関心を持ってもらい、子どもたちの環境教育や、自然環境保護活動の啓発につなげていきたい」と意欲を見せる。

 開催時間は10時~19時30分。入場無料。7月11日まで。

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