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「旭川産」映画「ホコリと幻想」舞台あいさつ 戸次さんと鈴木監督が登壇

主演のTEAM NACS戸次重幸(右)さんと旭川出身の鈴木聖史監督(左)

主演のTEAM NACS戸次重幸(右)さんと旭川出身の鈴木聖史監督(左)

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 ディノスシネマズ旭川(旭川市大雪通5、TEL 0166-21-1233)で9月12日、旭川で全面ロケが行われた映画「ホコリと幻想」の初日舞台あいさつが行われ、主演のTEAM NACS戸次重幸さんと鈴木聖史監督が登壇した。

戸次重幸さん、鈴木聖史監督、観客で撮影

 同作は、東京でアーティストとして活躍してきたと自称する主人公の松野(戸次さん)が旭川に帰郷し、市が募集する木工モニュメント製作に同級生、同市を巻き込んで没頭していくが、時間だけが過ぎ次第に追いつめられていくアンバランスにしか生きていけない男の物語。12日はディノスシネマズ旭川、札幌で先行公開され、道内は帯広、函館、苫小牧、室蘭での公開を予定している。

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 会場に戸次さんと鈴木監督が登場すると、大きな拍手と歓声が起こった。「多くの旭川の皆さまを前に感激もひとしおだと思うが?」と聞かれ、戸次さんは「ひとしおです!」と一言。「北海道出身ということで、プライベートでも仕事でも訪れる勝手知った旭川で役者の仕事ができるのは初めてだったので、本当に、ひとしお以外の言葉が見つかりません!」と話すと、客席から拍手が起こった。そんな戸次さんのポケットには、監督と飲んだ時に渡された、旭川のキャラクター「あさっぴー」のぬいぐるみが。戸次さんはホッキョクグマとアザラシのコラボと知らされ驚いた様子で、「クマも入っている! そういう説明全くなしで渡されました」と話し、会場の笑いを誘った。戸次さんは、劇中で使用したトランクを模して、同劇場スタッフ作成のお手製トランクを手に登壇した。鈴木監督は、旭川市民らの支援を受け、「製作過程、前段階の資金の面、ロケ地協力、関係各所の協力を得て丸2年かかり製作した。道外からも支援を受けて完成できた。本当に感謝している」と話した。

 戸次さんは、自身が演じた松野に対して「具体的にそんなに笑わない役で、自分と違うキャラクターを演じられるのは役者の醍醐味(だいごみ)。楽しく演技させてもらった」と話す。役づくりに関して「お酒を断ちました。願掛けだった」とも。どんどん追い込まれ心身ともにやせ細っていく役のため、撮影期間中はずっとダイエットしていたという。「ノンアルコールにはお礼の言葉が耐えない。いいものを作ってくれた! と思った」とまた会場の笑いを誘った。

 旭川の印象に残った場所について「旭川のイメージはロータリー」と戸次さん。大学生時代に旭川に旅行に来た時ロータリーから出られず、TEAM NACSのメンバーで、東川町出身で市内を熟知しているリーダーの森崎さんから「何やってんだしげ!」と言われたエピソードも披露。旭橋にライトがともるが聞いてた時間につかないため、「多分スイッチがあるはずだ」と皆で探したという撮影秘話も。鈴木監督は旭川を「普段見慣れた風景だがスクリーンで切り取った形で見ると違った風景に見えるのが印象的。どこかヨーロッパの田舎町の風景に見える」と話した。

 監督は「映画を見終わって賛否があっても構わない。この映画をいろんな意味で愛して広く伝えてもらえれば。『旭川産』映画『ホコリと幻想』をよろしくお願いします」と自身の言葉を締めくくった。戸次さんは「一言で言うと松野はどうしようもない。自分を大きく見せたい、虚勢を張ってしまう。だけど、どこか憎めないどうも憎めない。見ていただいた方にどこか共感してもらえる場所があるのでは」とし、「松野に振り回されるキャラクターなどに心情をリンクして見てもらえれば楽しめるのでは。本日公開なので順次、宣伝のほどよろしくおねがいします」とPRした。その後、観客の「(結婚)おめでとう」の声に「ありがとうございます!」と手を振って会場を後にした。

 劇場入り口には、同映画のロケ地マップや公開記念としてメッセージを書き込むパネル、施設外には劇中で使用されたトラック(12日・13日のみ)が展示され、来場者で賑(にぎ)わっていた。映画のエキストラとして参加し、同舞台あいさつのために遠くは広島県から来場した人もいて、同作に関わった旭川観光コンベンション協会の鈴川さんは「札幌の舞台あいさつではなく、旭川へ来てくれたことがうれしい」と話した。

 同館のほか、9月26日から全国公開予定。

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