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旭川で「火育」教室 火育マイスター指導、古代の火おこし体験

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 カムイの杜キャンプ場(旭川市神居町富沢)で8月2日、「火育体験教室」が開催された。

火育マイスターによる実演

 古代の火おこしを体験できる同教室は旭川ガス主催で開催され、当日は9組29人の親子が参加した。「去年は『おじさん』とばかり呼ばれていたので『マイスター』と呼んでください!」と自己紹介した、北海道に3人しかいない「火育マイスター」の資格を持つ橋口さんと佐々木さん指導の下、体験がスタート。

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 初めに人類と火のつながりの起源を、資料を見ながら学んだ。「雷や火山の噴火による山火事から人は『火』を知ったと言われていて、進化の過程で自ら『火をつくる』方法を身につけていった」と橋口さん。大阪ガスと「脳トレ」で知られる川島隆太教授の共同研究では火を使うことで、子どもたちの脳が活性化すると確認されていて、「火育体験」の大切さを伝えた。

 その後、マッチを擦る体験を行った。マッチを擦ったことの無い子どもたちがほとんどで、マッチ棒の持ち方や箱の向きを確認しながらみんな真剣に取り組んでいた。その後、古代の火おこし「ひもきり式火おこし体験」を開始。ヒキリ棒と呼ばれる棒にひもを巻き付け、ヒキリ板の溝に差し込みひもを左右交互に引きながら棒を回転させる。煙が上がり溝に火種ができたら筒へ移しわらで包み火をつける。日差しが強い中、子どもたちは汗だくになりながら、ひもを引いていた。火がつき歓声が上がる家族や、親が代わってひもを必死に引く姿も見受けられた。体験後は各家族で和気あいあいとバーベキューを行った。

 合間にはマイスターと写真を撮る家族や「日記に今日のことを書くから」と子どもに話し掛けられ、うれしそうに対応するマイスターの姿も。「火育体験を通じて火の大切さを学んでもらえれば」と橋口さんは話す。