三浦綾子記念文学館の見本林(旭川市神楽7条8)で4月26日、新しく作られた神輿(みこし)の安全祈願が行われた。
10人ほどで活動し、さまざまな地域の神社の神輿を担ぐ旭川神輿会「大斗」が製作した。神社の例大祭で使用される神様の御霊(みたま)が入った宮神輿とは違い、パレードやイベントで使用される万灯(まんとう)神輿と呼ばれるもの。神奈川県茅ヶ崎市で製作。担ぎ棒の長さは6メートルで、中央に書かれた「北海道」の飾り文字は同会の佐藤伸代表が指示した。将来的に企業や個人から協賛を募り、名前をちょうちんに入れて今あるちょうちんの上にもう1段を並べる予定。
20年間活動している佐藤代表は「手伝ってもらったら手伝いに行く。神輿の世界とは礼儀を重んじる義理人情の世界」と話す。「最近は祭りの日に子どもたちが休みではないのが寂しい。今後、地域を盛り上げていきたい」とも。
新しい神輿は、7月のサンロク祭りや9月の神楽神社祭で担ぐ予定。