旭川グランドホテル(旭川市6条通9)で2月15日、2014年度「旭川市スポーツ賞」贈呈式が行われる。受賞者は、スノーボードの竹内智香さんとレスリングの安井克之さん。
旭川市スポーツ賞は同市のスポーツ振興に寄与した個人および団体を広く世間に知らせ表彰することを目的とし1984(昭和59)年に制定された。2004年アテネオリンピック・2008年北京オリンピック柔道女子70キロ級金メダリストで旭川南高等学校卒業の上野雅恵さんや、2008年の北京オリンピックの400メートルリレーで銅メダルを獲得した旭川大学高等学校卒業の高平慎士さんなど、これまで延べ77個人・13団体が受賞している。
今回、「スポーツ功労賞」を受けた安井克之さんはレスリング競技に携わり、選手としては北海道選手権12連覇、国体10年連続出場し5度3位入賞を果たしている。旭川レスリング協会の役職に就き、世界選手権・オリンピック出場・オリンピック金メダル3個獲得に寄与。北日本少年少女大会の旭川市開催を誘致するなど、レスリング競技への貢献による受賞となる。
「スポーツ賞」を受けた竹内さんは14歳でスノーボードを始め、2002年ソルトレイクシティオリンピックに出場以降、オリンピック4大会連続出場。ソチオリンピックでは予選を1位で通過し銀メダルを獲得。同競技では日本人女性初のメダリストとなった。今月28日から同市サンタプレゼントパーク(旭川市神居町富岡)で行われる「FISスノーボードワールドカップ旭川大会」にも出場予定で、今後も活躍が期待される。
同市スポーツ課の担当者は「今回受賞された方々には、各競技で活躍し本市のスポーツ振興に寄与されたことに際し敬意を表すとともに、今後も活躍を期待している。また、FISスノーボードワールドカップ旭川大会では、竹内さんをはじめ世界各国から一流選手が参加する。日本人選手も多数参加し、活躍が期待されているので、世界のトップクラスの滑りを見にぜひ来場してほしい」と呼び掛ける。