
「旭川の歴史的建物の保存を考える会」が現在、フィール旭川(旭川市1条通8=買物公園)5階の「ギャラリー・ジュンク」で、「建物」をテーマにした企画展「建物アート展」を開催している。
旭川に現存する歴史的建造物を文化的遺産として表彰する活動や旭川と近郊の歴史ある建物などの見学ツアー、歴史的建物の研究・調査、市民講座などを行っている同会。出展者の作品を通して、市民が歴史的建造物の価値を再認識したり、建物の文化や美しさに触れたりして建物をもっと身近に感じてほしい、と始めた同展は、今年で9回目になる。
同展では、会員と一般応募者合わせて44人による計60点の立体模型、ペーパークラフト、写真、水彩画、切り絵など、出展者による思い思いの表現手法で旭川の歴史にまつわる建物をモチーフにした作品や、さまざまな切り口のユニークな仕掛けの作品も多数展示しており、かつて旭川に実在した歴史的建物を精巧なミニチュア作品として残した「横山コレクション」も。
最終日には同展の初めての企画として、同会の会員による「宮北邸」についてのミニ講座も行う。
同会代表の軽部望さんは「建物は総合芸術。歴史的な建物にまつわる作品やオリジナリティのある作品を見てアート性を感じ取ってもらいたい。建物に対し興味を持ったり考えたりする機会になったら」と話す。
開場時間は10時~19時30分(最終日は16時まで)。入場無料。9月1日まで。ミニ講座は同日14時~16時。