旭川の浄土宗の寺院「回向院」(旭川市神居町神岡、TEL 0166-61-1970)で8月28日、「古今亭菊生独演会」が開かれる。
旭川には何度か訪れたことがあるが独演会での寄席は初めてとなる菊生師匠。お寺での開催について、「落語の原点はお説教といわれていて、里帰りのようなもの。お寺には高座があり、高座に敷く毛氈(もうせん)と呼ばれる赤い布、そして大きな座布団と落語の道具がそろっている。お寺は身一つで行っても落語ができる場所」と話す。
当日はお寺にまつわる古典の怪談ばなしなど2つの題目を披露予定。
同院の村田朱弥さんは「近年、人々の心が神仏から離れ、行事以外にお寺にいらっしゃることが少なくなった。今回、よりお寺を身近に感じていただきたく、さまざまな人のご縁やご協力を賜り開催できることになった」と話す。
12時30分開場、13時開演。木戸銭は2,500円。