道の駅あさひかわ(旭川市神楽4条6)で7月28日、「第1回北海道ヒーローサミット~ご当地ヒーロー夢の競演、北海道のグルメも大集合~」が開催される。
道内各地のご当地ヒーローが集結する同イベント。主催はフリーペーパーSpiceを発刊するNPO法人「ゼログラビティー」。旭川市が地域活性化につながる事業を募集したところ、同NPOが今回の企画を提案し採択され初の開催となった。全道のご当地ヒーローが一堂に集結するのは初めての試みで、当日は龍神リョウガ、舞神ソーランドラゴン、アグリファイター・ノースドラゴンによるヒーローショーや、ヒーローが地元を紹介するPRタイムを予定する。併せて、ゲソ丼、ラム串、灯台つぶ串、ひまわりライス、わっさむペポナッツなど地元の地域産品を味わえる「ヒーローマルシェ」も開催。「ヒーローマルシェタイム」にはヒーローがブースに登場。一緒に写真撮影ができる。
旭川からは石狩川を護る龍の化身「龍神リョウガ」と、人々が郷土に誇りを持てるよう大雪山に住む神々が翔臨(しょうりん)させた護り神シマフクロウの化身「カムイエース」が登場。さらに道警察旭川方面本部で結成され、交通事故防止抑制のため活躍する「スピードセイバー」、特に小平町や旭川市で目撃される謎の戦士「蒼き弾丸ダンライザー」と「赤い閃光(せんこう)ダンライザーバースト」も。コメが取れない未来からエネルギー源を求めてタイムスリップしてきた北竜町「アグリファイター ノースドラゴン」、ジンギスカンと菜の花畑の街・滝川市からは「羊神ジンギリバー」、石狩市の厚田ナオキが変身するサケの化身「サーモンファイター ルイベ」が集結する。札幌市からは祭りをぶち壊す鬼集団から人々を守るため闘う双子の戦士「舞神双嵐龍ソーランドラゴン」が駆け付ける。ソーランドラゴンはフランスで行われた「ジャパンエキスポ」に招待され舞を披露したことも。
同NPOの竹村さんは「波瀾(はらん)万丈だった」と話す。道外ではヒーローが集まるイベントはちょくちょく開催されているのに、「北海道は土地も広くてヒーローもいるのに、なぜ開催しないのか?」と言われていたという。そこで「いずれ誰かがやるなら旭川でやろう」と発起し旭川市の協力の下、開催が決まった。イメージしたものを形にすることは容易ではなく、初開催もあって他方への連絡は大変だったという。本来ならば1年かけるイベントを短期間で睡眠時間を削って作業を行った。行政側からは「将来的には道内だけでなく、道外にもヒーローを発信し、各地のご当地ヒーローと交流を深めていきたい」と期待を込める。
見どころは、同イベントのために企画された1度きりの「ファイナルドリームショー」と同NPOの朝倉さん。「どの時間に来場してもステージ上にはヒーローがいるので、ぜひ来場してほしい」とも。
開催時間は10時~17時45分。入場無料。