ドキュメンタリー映画「NO 選挙, NO LIFE」の無料上映会と、映画の主人公でフリーランスライターの畠山理仁(みちよし)さんのトークライブが10月25日、鷹栖町議会議場(鷹栖町南1条3、鷹栖町役場3階)で開かれる。主催は「NO 選挙, NO LIFE」上映会 in 鷹栖町 実行委員会。
普段は一般質問や議案審議が行われる議場にスクリーンを設置して上映。同実行委員会によると、畠山さんにとって議場での上映会は今回が初めてという。
前田亜紀監督がメガホンを取った同作は、選挙取材歴25年以上の畠山さんに密着。全国各地の選挙現場を駆け回って候補者一人一人に向き合う取材を通して、選挙に関わる人々の喜怒哀楽や人間ドラマを追う。
畠山さんは、国政選挙から地方選挙まで全国各地の選挙を取材し、主要候補だけでなく、可能な限り全ての候補者に取材するスタイルで知られる。著書「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」で第15回開高健ノンフィクション賞を受賞している。
同実行委員会は、若年層の投票率の低下や政治との距離感を全国の自治体に共通する課題と捉え、投票を呼びかけるだけでは距離は縮まりにくいと見て、上映会を企画。政治や選挙について「面白く、人間臭く、暮らしにつながるものと感じられる体験が必要」と捉える。議場を、議論を見る場所にとどめず、「映画を見て笑い、考え、語り合う場所」として開放し、主権者教育・シチズンシップ教育の試みにしたいという。
上映後のトークライブでは、畠山さんが登壇。映画制作の裏側や選挙を取材し続ける理由、地方選挙や地方自治の面白さ、有権者としての選挙との向き合い方などをテーマに、参加者との対話も交えて語る。質疑応答の時間も設ける。
同実行委員長の松下元気さんは「子どもが生まれてから、子どもたちのためにどんな未来を残せるかを考えると、政治に行き着いた」と話し、「せっかくなら政治が実際に動く現場である議場で上映したら面白いのではないか」と、議場での上映を思いついたと振り返る。「政治に関心のある方だけでなく、普段あまり触れる機会のない方や若い世代、子ども連れの方にも気軽に来てほしい」と参加を呼びかける。
12時30分開場、13時上映開始。15時ごろからトークライブ・質疑応答、16時30分終了予定。参加無料。定員は60人程度で、事前申込者を優先。