
旭川市科学館「サイパル」(旭川市宮前1条3)で現在、「特撮のDNA ゴジラ、旭川上陸」が開催されている。
全30話のタイトルロゴを扉の1つ1つに順番にあしらったコインロッカー
「特撮」文化を紹介する同展は、1954(昭和29)年の誕生以来、世界中で人気を博してきた「ゴジラ」シリーズで実際に使われたスーツやミニチュア、台本をはじめ、全30作品の映画ポスター、旭川をイメージした迫力ある巨大ジオラマなど約150点を展示している。科学技術と想像力によって生み出された怪獣の造形や、爆発・合成などの特殊効果の仕組みもパネルで解説し、「映像表現の奥深さに触れることができる」という。
同館開館20周年記念企画となる同展は、ゴジラの他にもメカゴジラやキングギドラ、ジェットジャガー、モスラなど、歴代人気怪獣やその資料を間近に鑑賞できる内容となっているほか、触れられる素材も用意。見どころの旭川をイメージした巨大ジオラマは撮影スポットとして人気を集めている。
最終日に向けてもワークショップを予定し、20日にクラフトでゴジラを作るワークショップ、21日にスマートフォンを使った特撮体験、23日にクラフトでゴジラを作るワークショップとすな絵など親子で楽しめる催しを開催。日本怪獣史上初めてNASAに認定された星座「ゴジラ座」もプラネタリウムの一般番組で紹介する。
物販コーナーにはゴジラグッズ500点以上を並べ、昭和から令和まで歴代のアイテムをそろえる。限定アイテムは品切れも続出しているという。
同館の岳直人副館長は「世代を超えて楽しめる展示内容を用意できた。特撮の楽しさ、本物に触れる絶好の機会なので、残りの期間中にぜひ体験してほしい」と来館を呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。入館料は、大人=1,400円、高校・大学生=800円、小・中学生=500円、親子ペア=1,600円(大人1人+小中学生1名人)。9月23日まで。