旭川市民文化会館(旭川市7条通9)で12月16日、旭川市老人クラブ連合会創立50周年記念式典と、旭川市高齢者文化祭表彰式および芸能発表が行われた。
老人クラブは趣味や健康づくりのボランティア活動を行っており、高齢者の生活を健康的で活力あるものにするため1964(昭和39)年に設立された。おおむね60歳以上であれば自由に入会でき、市内121クラブでそれぞれ活動している。式典と併せて、高齢者文化祭の入賞者の表彰も行われた。
式典は10時に開会。同会副会長の渡辺正美さんが開式のあいさつを述べた後、絵画、書、工芸品、写真の部でそれぞれ金賞・銀賞の受賞者が表彰された。作品には手編みで編んだご当地キャラクターや、切り絵、パッチワーク、陶芸などから横2メートル近いパネル作品、旭川市内にある雪の美術館をイメージした立体作品もあった。受賞者の中には100歳を超える方の作品も。
その後、永年活動優良老人クラブと、長年にわたり老人クラブ会長として社会福祉の増進に力を尽くした功労者も表彰された。
西川将人旭川市長は、「昨今、地域コミュニティー機能の低下が叫ばれる中、地域の絆やコミュニティーの再生に向け、誰にでも安心・安全で心豊かに生き生きと活動できるようなさまざまな取り組みを行っている。日頃から市内老人クラブの皆さまは意義ある活動で貢献いただいている。今後とも旭川市のまちづくりにお力添えいただきたい」と祝辞を述べた。
11時からは芸能発表が行われ、各老人クラブによる舞踊や健康ダンスなど計29のクラブが発表した。その後、旭山動物園の坂東園長による「伝えるのは命のかがやき」と題した記念講演も行われた。