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鷹栖町産トマトジュース「オオカミの桃」でトマトリキュール 産官学連携で誕生

「オオカミの桃deお酒LycopenAGE(リコピナージュ)」をPRする旭川高専の阿部敬一郎准教授と谷寿男鷹栖町長

「オオカミの桃deお酒LycopenAGE(リコピナージュ)」をPRする旭川高専の阿部敬一郎准教授と谷寿男鷹栖町長

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 旭川工業高等専門学校(旭川市春光台2条2)は、鷹栖町、鷹栖町農業振興公社(上川郡鷹栖町)と共に、同町産トマトジュースを使ったトマトリキュール「オオカミの桃deお酒LycopenAGE(リコピナージュ)」を開発し、4月26日、全国発売した。

「オオカミの桃」の23年ぶりの姉妹品「オオカミの桃deお酒 LycopenAGE(リコピナージュ)」

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 同町産トマトジュース「オオカミの桃」から新商品が生まれるのは23年4カ月ぶり。同トマトジュースのイメージを継承した「健康を意識できるお酒」の開発をテーマに、320年の歴史を持つリキュールメーカー陶陶酒本舗(東京都新宿区)に協力を打診。トマトジュースを沈殿させず、リキュールと脂溶性のリコピンを混ぜるなどの同社の高度な技術を取り入れ試作を繰り返し完成させた。

 開発に1年半かかったという同校阿部敬一郎准教授は、「完熟トマトの芳醇な香りと、爽やかで上品な甘み、べたつかずすっきりとした後味が特徴」と言い、「『オオカミの桃』のトマト生産者の需給バランスを崩さず商品化することを心掛けた。健康意識の高まりの中、おいしくリコピンを摂取しながらストレート・ロック・ソーダ割などアレンジして楽しんでほしい」と話す。

 旭川工業高等専門学校は、地域の課題発見と解決を目指す「ソリューション開発」を成果とする授業を実施しており、今後は同ブランドを使って学生と共に地域経済の活性化に取り組む。

 内容量は720ミリリットルで、価格は1,980円。
 近隣では、ダ・マルシェ北野店、あさがお永山・神楽両店、きたキッチン旭川、Aコープ江丹別、などで取り扱う。

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