旭川空港国際線ターミナルで4月25日、「なんちゃってトラベル~ハワイ編~」が開催された。
コロナ禍で旅行が制限される中、「旭川空港でハワイ旅行気分を味わおう!」と旭川空港ビルが模擬旅行を企画。チェックインやセキュリティーチェック、出入国審査などの現実通りの手続きや、機内食やおつまみの実食、現地とのリモートトークなどを通じて、ハワイ旅行の一連の流れを体験した。
架空の航空会社「~旭川の翼~『AKJエアライン』」の「運行」は、同空港に入居する関係各機関などと、第1便がJAL、第2便がANAの協力で実現。82人の参加者にはイベント用の搭乗券やスペシャルパスポートを発行し、出国審査では入国審査官が現実さながらオリジナルスタンプを押印した。
搭乗ゲートを通った後は機内に見立てた席に移動し、「当機はまもなく離陸します」のアナウンスとともに「離陸」。「フライト」中は観光地の映像が流され、ロコモコ丼やパンケーキなどのハワイらしい機内食が振る舞われた。「着陸」後は、気温27度のワイキキとリモートトークを実施。参加者の「海が見たい」とのリクエストに現地が応え、青く澄んだビーチにカメラが向けられた。
「帰国」後は、旭川空港での検疫検査や入国審査、税関検査と続き、新千歳空港からの麻薬探知犬「マックス号」が出迎えた探知のデモンストレーションでは拍手が沸いた。
同イベントを企画した同社寺崎さんは「新型コロナウイルスで自粛が続く中、少しでも旅行気分を味わってほしいと思い、今回初めて旅行体験イベントを企画した。不慣れな部分もあったが少しでもハワイ気分を味わってもらえるとうれしい。第2弾、第3弾と続けていきたい」と話す。
参加者は「ハワイ気分を味わうことができ、有意義なイベントだった。準備に当たられた方に感謝したい。今度は家族で行きたい」とイベントを振り返った。