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旭川美術館で「歌川広重 二つの東海道五拾三次」 保永堂版・丸清版を同時展示

旭川美術館で展示されている「保永堂版・箱根『湖水図』」(笠間日動美術館蔵 /「歌川広重 二つの東海道五拾三次」フライヤーより)

旭川美術館で展示されている「保永堂版・箱根『湖水図』」(笠間日動美術館蔵 /「歌川広重 二つの東海道五拾三次」フライヤーより)

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 企画展「歌川広重 二つの東海道五拾三次」が現在、北海道立旭川美術館(旭川市常磐公園内)で開催されている。

「歌川広重 二つの東海道五拾三次」フライヤー 表面

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 江戸と地方の連絡のための主要街道「五街道」の一つとして発達した「東海道」。伊勢参宮を目的とする旅行者などでにぎわい、十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」は、その道中をユーモラスに描写してベストセラーになった。

 そうした中で刊行された歌川広重の「東海道五捨三次」は、旅人や宿場の様子を各地の名所・名物と共に生き生きと描写したことで好評を博し、名所絵師としての広重の人気を不動のものにした。

 同展では複数のシリーズがある「東海道五捨三次」のうち、最も有名な「保永堂版」と、その約15年後に刊行された「丸清版」を同時に展示する。同じ宿場を描きながらも、季節・時間・天候などが異なる2作品を比較することで、庶民が東海道に抱いた憧れの移り変わりや時代の変化が見えてくるという。

 同館学芸員の門間仁史さんは「東海道五十三次に絞って紹介するのは珍しい。『保永堂版』は歌川広重の出世作品で、広重が時代の寵児になっていく気合いを感じる。一方、『丸清版』は広重の気持ちの余裕などがうかがえ、広重の成長ぶりや時代背景を知る面白さがある。ぜひ見比べてみてほしい」と来館を呼びかける。

 5月15日、6月12日には「30分でわかる!学芸員の見どころ解説」を行う。14時から約30分間で、場所は同館講堂。参加無料で、定員は先着30人。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(5月3日は開館)。観覧料は、一般=1,000円、高校・大学生=600円、小中生300円。6月27日まで。

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