ジュンク堂書店旭川店内(1条通8)4階のブックマークカフェ(BOOKMARK CAFE)で旭川市在住の画家・イラストレーター、三井ヤスシさんの個展「MITSUI+WORLD - 3rd period -」が開催されている。
山梨県生まれの三井さんは、7年前に妻の実家がある旭川に家族で移住。2013年に妻とともに「ミツイパブリッシング」を立ち上げ出版活動も行っている。
キャンバスにアクリル絵の具で描いた「K市の風景」シリーズ9点を展示。三井さんの郷里、甲府市の山梨県立美術館の庭を描き始めたのをきっかけに始まった同シリーズ。「描き進めていくうちに、山梨県立美術館の庭という具体的な場所から離れて、私の心の中の風景に変わった」と三井さん。タイトルの「K」とは、故郷山梨の甲府(kofu)市と、心(Kokoro)の「K」を重ねている。
三井さんは「結婚し子どもが生まれ、風景の中に母と子が現れた。旭川に移住してからは、雪の降る風景も加わった。私の心の中の風景ではあるが、見てくださった方の心の風景と重なるかも知れない」と話す。「今回は新たに大きい作品を描いた。大きな絵を描くのはちょっと大変だが、描いてみると爽快でとても楽しく描けた。大きなサイズの絵にも挑戦したい」とも。
会場ではポストカード(162円)、便せんセット(378円)のほか、小さめの作品も販売する。営業時間は10時~19時30分。
旭川信用金庫本店(旭川市4条通8)では「北海道」をテーマにした展示も開催中。