食べる

旭川凌雲高校の生徒が全国料理コンクールで受賞 道産子サラダミルクレープ

FHJ賞を受賞した「道産子サラダミルクレープ」

FHJ賞を受賞した「道産子サラダミルクレープ」

  • 0

  •  

 日清製粉グループが協賛する全国高等学校家庭倶楽部(くらぶ)連盟主催の「第46回FHJ-日清製粉グループ全国高校生料理コンクール」で、旭川凌雲高校の生徒がFHJ賞を受賞した。

料理コンクールで受賞した凌雲高校2年の鷲見さんと吉田さん

[広告]

 同コンクールは身近な郷土の食材を生かした小麦粉料理のレシピを全国の高校生から募集し、書類審査と試食審査により受賞者を決定する。応募作品6017点の中から約300点とふるいにかけられた試作品試食し、5人の審査員により10作品が選出され5作品の受賞者と入賞レシピが決定した。審査の基準は「手軽に作れるレシピか」「写真の彩りの良さ」「作品名の表記の良さ」「試食した味」など。受賞者は11月14日に製粉ミュージアム(群馬県館林市)で行われた表彰式に参加した。

 同コンクールでFHJ賞を受賞したのは、旭川凌雲高校2年の鷲見友愛さんと吉田早織さん作の「道産子サラダミルクレープ」。パプリカパウダーでほんのり色付けしたクレープ生地の間に、北あかりを使ったポテトサラダと道内産の甘酸っぱい味が特徴の旭リンゴを混ぜて挟んだミルクレープ風のサラダ。受賞理由について全国高等学校家庭クラブ連盟の江部さんは「彩りがとても鮮やかだった。じゃがいもが入っているのでモチモチとした食感も良かった」と話す。

 2人が応募しようと思ったきっかけは、学校に貼ってあった同コンクールのポスターだった。吉田さんは幼稚園のころから料理をし始め、鷲見さんと共に同高校の手芸調理部に所属している。同メニューについて、「北海道といえばジャガイモ。そこからポテトサラダを作ろうと思った。クレープもポテトサラダも黄色っぽい色なので、層が分かりやすくなるようパプリカパウダーでクレープを色付けした」という。

 同校手芸調理部顧問の横野泉先生は「職員室で試作品を食べてもらい、アドバイスをもらって完成した」と明かす。吉田さんも「先生方やまわりの人たちの協力があってできた」と感謝し、「初めて応募して、まさか受賞すると思わなかった。機会があればまた応募してみたい」とも。授賞式に参加した鷲見さんは「他の学校の生徒たちは何度も参加しているが、自分たちは初めてだったのでとても緊張した」と話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース