富良野市内で9月19日・20日、参加型演劇観光「ふらのプレミアムシアター」が開催される。

次回開催の「ふらの劇的な旅」

　市内を旅しながら参加者自身も物語のワンシーンに参加する「観光×演劇＝エンターテイメントの旅＝エンタビ」がコンセプトの同ツアー。「北の国から」の倉本聡さんが主催する「富良野塾」を卒業した俳優たちによる「富良野GROUP」が観光ガイド兼役者として参加者と市内を巡り、旅の先々でストーリーが展開することで参加者も物語に共演する。「富良野の自然や農業、環境など伝えたいメッセージを体感できる、今までにない旅の形」だという。

　第1幕は富良野演劇工場で、「人生は一瞬の旅」をコンセプトにした役者たちによるワンシーンを鑑賞。第2幕は劇場を飛び出し、役者による野外朗読で水と森の重要性と富良野との関わりを体感する。第3幕ではフットパスコースを進み、絶景と夕食を味わう。2日目の第4幕は北の峰ゴンドラ（富良野市中御料）から雄大な富良野の盆地を眺め、演劇工房に戻り、これまでの旅がつながるストーリーを鑑賞する。

　「幸せな瞬間は巡り合わせから生まれる。役者（ガイド）と旅することで、富良野で出会った街の人たちが参加者の人生（旅）の共演者となれば」と、主催する富良野市観光促進協議会の担当者。「花を観光する以外の季節に、富良野に新しい物語を創ることで、観光と雇用の活性化となれば」とも。「演劇好きの方や新しいものに興味ある方に参加してもらえれば」と呼び掛ける。

　同ツアーは人数に達したが、10月3日～4日に開催される同コンセプトの旅「ふらの劇的な旅」は参加者を募集中。「ふらの劇的な旅」の参加費は1泊2食付きで2万5,000円。JR富良野駅横の「ふらの観光協会案内所（富良野市日の出町1）」に13時集合、翌日12時解散。問い合わせ・申し込みは、ふらの観光協会（TEL 0167-23-3388）まで。