旭川トーヨーホテル(旭川市7条通7)で7月2日、「ワインde女子会」が開催された。
「あさひかわ地酒フェア」などを主催する旭川小売酒販組合の青年会が同会を企画した。酒の消費が下降気味だった2010年から地酒を盛り上げ、地酒振興の基礎固めができてきたが、地酒以外のワイン愛飲者の人口の底辺をアップしたいと検討。ワインに適した気候の北海道で道内ワイナリーが増加傾向にあり、北海道がワイナリー職人を育成し造る側の盛り上げを図ろうとしていることから、飲む側も盛り上げたいと女性をターゲットにした「女子会」を考案した。
定員80人のチケットは1週間で完売し、キャンセル待ちがでるほどの人気。会場はラッピング講師の小川さんによってテーブルコーデが華やかに施された。テーブルには一人一人に「マグロの生ハムしそチーズ巻き」や「タコガレシア風&サルシフィーオニオンカレー風味」など創作和洋のオードブル6品を提供。赤・白ワイン各専用のグラスが用意され、旭川の酒屋4店が薦める全20種類のワインをサーブしてもらい飲み比べながら味わっていた。その後、「鶏の赤ワイン煮込み」や「海鮮パエリア」などビュッフェ料理を取り分けながら、女子同士で写真を撮る様子や談笑する姿が見られた。
旭川の人気菓子店5店舗が同イベント用に考案したスイーツも。「シェ・イリエ」のオペラ、「EST!」のカシスとチーズのマカロン、「ダンデリオン」のN.Yチーズケーキ、「パティスリーフゥ!!」フリュイ・ルージュが提供された。「サロンドール」はワインに合うスイーツとして、フランスのボルドー地方で食べられる「カヌレ」が提供。制作に当たった同店の金さんは「ワインを飲んで話をしながら食べるスイーツなので、冷めたりぬるくなったりせずに食べられ、余ってしまっても持ち帰りやすい、ちょっとずつ分けて食べられるスイーツにしたかった」と話した。「お菓子にもストーリーを持たせてワインともども楽しんでもらえれば」とも。
会も佳境に入り、ワインが当たる抽選会が行われた。申込時に誕生日を受付に伝え、誕生星座のカードごとに抽選が行われる仕掛け。「女子が興味のある占いで話が盛り上がるきっかけになれば」と、カードには恋愛運・健康運・金運など7月の運勢を記した。
同組合の杉浦さんは「企画者は男性ばかりでどうなるかと思っていたが、楽しんでもらえて良かった」と笑顔を見せた。