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障がい者クロスカントリースキーW杯選手、旭川の小学校訪問

バイアスロンを体験した感想を選手へ伝える生徒

バイアスロンを体験した感想を選手へ伝える生徒

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 旭川市立神居東小学校(旭川市神居1条17)に2月16日、IPCクロスカントリースキーワールドカップ旭川大会に出場する選手が訪れた。

射撃を体験する生徒達

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 2月13日から行われている障がい者クロスカントリースキーW杯旭川大会(旭川市富沢)の出場者で、B1(全盲)ブラインドのアントニー・シャロコン選手と、大会初日のクラシカルミドルで金メダリストのベンジャマン・ダビエ選手、ブラインド選手のガイドを務めるルーカス・デュペレックスさん、フランスチームのブノワ・ジリー監督、日本代表チームの荒井監督が学校を訪問。2選手は2015年のIPCクロスカントリースキー世界選手権リレー金メダリスト。5年生全59人の生徒たちが、フランスと日本の旗を手に持ち選手たちを出迎えた。

 選手たちの自己紹介後、バイアスロン競技(射撃)を体験するため、シャロコン選手と子どもたちが対決を行った。初めは椅子に座って的を狙ったシャロコン選手は、2発ほど外れ「不本意だ。本試合では寝そべり、うつぶせで銃を構えるのに」と再戦を希望。体勢を変え、あっという間に全て的に当ててみせた。その後、小学生チームは全て外したがリベンジを申し出、2回目は的に当て大いに盛り上がった。

 その後、クロスカントリー競技の日々のトレーニング映像を鑑賞。目標としていることに向けて何度もトレーニングすることの大切さを生徒たちは学んだ。その後、誕生日を迎えたジリー監督と荒井監督へ、ハッピーバースデーの合唱がサプライズで行われた。

 同小学校の教諭は「旭川で活動する車いすバスケットチームの旭川リバースさんと交流を図るなど、障がいのある方について授業で学ぶ機会を設けた。生徒たちの初めの印象は『かわいそう』だったが、バイアスロンなど難しいことをこなす選手たちを見て、今では『すごい』と生徒たちは言う」と話した。

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