食べる 見る・遊ぶ

旭川で企画展「『はみだ』す。」 自身の枠の外を表現 コラボメニューも

クリエーターの企画展「『はみだ』す。」の様子。サウンドアートは視聴も可能。

クリエーターの企画展「『はみだ』す。」の様子。サウンドアートは視聴も可能。

  • 4

  •  

 旭川のカフェ「BOOKMARK CAFE」(旭川市5条通7=旭川フードテラス1階)のイベントスペース「hocoro」で現在、グループアート展「『はみだ』す。」が開かれている。主催はクリエーティブグループ「IGNITE INK(イグナイト・インク)」。

コラボメニューの「『はみタコ』ス。サンド」と「IGNITE DRINK」

[広告]

 同グループは、市内職業訓練校でウェブ制作やデザインを学び、卒業後も創作活動を続けるグループで、グループ名には「心にインクで火をつける」という創作への思いが込められているという。

 同グループ初の展覧会となる同展には、同校同期のメンバーを中心に14人が参加。同展は、キャッチコピーの「はみ出すためにここへ来た」を踏まえつつ、メンバーの「アイデンティティー」の表現を主テーマに、ポスター、サウンドアート、3Dアートなどジャンルを超えた作品をそろえる。

 期間中、同店と同展のコラボメニューも提供。具材がはみ出す「『はみタコ』ス。サンド」や、バタフライピーによる色の変化が楽しめる「IGNITE DRINK」など展示と連動した内容で、「カフェとアートの融合を楽しめる」という。

 同カフェの吉田潮音さんは、来場者とクリエーターをつなぐ場として、「飲食を目的に訪れる人が、偶然アートと出合う場所になればうれしい。構えずに、作品に触れたり、メニューを楽しんでもらえたりすれば」と話す。

 同グループの原田さんは、「創作は、評価のためだけにあるものじゃない。この展示が、誰かの心に小さな火を灯し、そのぬくもりが社会へそっと広がっていくような、そんな想いを手渡す場所になれたら」と来場を呼びかける。「今後は創作活動を通じた地域貢献にも取り組んでいきたい」とも。

 開催時間は11時~17時30分。火曜定休。ドリンク付きチケット1,000円またはワンオーダー制。チケット購入者に同展限定ステッカーと作品データを進呈し、チケット半券に応援コメントを記入して投函できるメッセージボックスも設置。12月21日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース