富良野市鳥沼の鳥沼公園の沼が今回の大雨災害後に青くなり、「青い沼」として話題を集めている。
鳥沼公園は富良野市の郊外に存在する山や原始林と一体となった自然公園で、同園の中央を走る道道298号の東側に、湧き水で冬でも凍らない透明度の高い大きな沼があるのが特徴。周りの自然風景がきれいに写りこむ沼として普段から市民や写真愛好家に親しまれている。その沼が7月下旬の大雨災害後に、近年有名になった美瑛町の「青い池」のように青くなり、情報を知った観光客や市民が美しい風景を一目見ようと訪れている。
富良野市観光課によると、「美瑛町の青い池は地質に基づくものだが、鳥沼公園近辺の地質は全く異なり原因は今のところ不明。現地を確認したところ、沼の近くにある2カ所の湧水口付近が最も青く、その湧き水が沼に流れ込んで色を変えたようだ。突然の大雨によるものと考えられるが、いつまで続くかはわからない」という。
一方、美瑛町の「青い池」は大雨災害により濁ってしまっていることが伝えられているが、現在は通じる道路が災害により通行止めとなっており様子は確認できない。
鳥沼公園の沼へは車の進入ができないが、200メートルほど離れた場所に駐車スペースがある。