まちなかぶんか小屋(旭川市7条7)で1月19日、ドキュメンタリー映画上映会「シネマ塾」が開催され、「日本解放戦線・三里塚の夏」(小川紳介監督)が上映された。
「シネマ塾」は、かつて「NEOアジア映画祭inあさひかわ」に携わりドキュメンタリー映画にも造詣が深い光岡慎二さんがまちなかぶんか小屋の企画として開催し、今回が通算5回目。作品の選定にも光岡さんのこだわりが生かされている。
今回上映した同作(1968年)は、ドキュメンタリー監督として知られる小川監督が三里塚の農民に寄り添い記録したドキュメンタリー映画。映し出された地方と中央の関係は時を経た現在でも通じているものがあり、上映後に光岡さんのコーディネートで行われる恒例のフリートークでは、参加者の自由な視点による当時と現在の比較検証が行われた。
ドキュメンタリー映画の上映会の開催について、光岡さんは「決して大衆受けする作品ではないので規模は小さいが、文化の多様性を受けとめ商業映画では上映できない、劇映画ではない作品に光を当てたい」と語る。
次回は2月16日、18時30分からの上映で、作品は「水俣 患者さんとその世界」。入場料は800円。参加希望者はまちなかぶんか小屋(TEL 0166-23-2801)まで。