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旭川ジュンク堂書店で「読書プレゼンバトル」 6人がお気に入り本プレゼン

「世界一ふざけた夢の叶え方(ひすいこたろう著)」をプレゼンする片山育男さん

「世界一ふざけた夢の叶え方(ひすいこたろう著)」をプレゼンする片山育男さん

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 フィール旭川店(旭川市1条通8)内ジュンク堂書店ギャラリー・ジュンクで9月26日、「伝える読書プレゼンバトル」が行われた。

来場者の質疑応答に答えるプレゼンター達

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 「あのころの自分に勧めたい1冊」をテーマに6人が5分間の読書プレゼンを行い、お気に入りの1冊を紹介する同イベント。定期的に読書会や持ち寄った本を元にディスカッションを行う旭川読書コミュニティー「うろこ会」とジュンク堂書店のコラボによって初めて開催された。始めに5分間のプレゼンの流れを説明するため、同会の木村代表がスライドを交え「うろこ会を5分で紹介」。プレゼン中は3分、4分、5分それぞれ経過するとベルが鳴るルールで、5分たち話が途中であっても終了となる。「『伝える読書』は伝える相手を考えながら本を読むようになるので、読み方が変わる」と木村代表は話した。

 「うろこ会」副代表で、北海道金魚すくい競技連盟事務局長の中谷昭典さんによる「人生に悩んだら『日本史』に聞こう」(ひすいこたろう・白駒妃登美著)をはじめ、堂佛聡子さんがポジティブシンキングについて自らの考えを絡めながらプレゼンした「人生を好転させる新・陽転思考」(和田裕美著)。「奇跡の教室」(伊藤氏貴著)を味のある手書きのイラストを交えて紹介したのは堂佛準さん。そのほか、スライドでプレゼンの段取りを事前に説明し、分かりやすく紹介した大沼いくよさんの「『あの時やっておけばよかった』といつまでおまえは言うんだ?」(武藤良英、荒川英二奇著)、客席ギリギリまで前に出て登壇し、自らの人間関係を照らし合わせながら大きな手ぶりで「世界一ふざけた夢の叶え方」(ひすいこたろう著)をプレゼンした片山育男さん。橋本千里さんは、勉強する際に身に付いている実感が持てないときに出会った本として「全ての『学び』のまえに鍛えるべきは、『教わる力』である(牧田幸裕著)」を紹介した。

会場に訪れた約50人の来場者は、プレゼンター6人の熱のこもったプレゼンに、メモを取ったりうなずきながら聞き入っていた。プレゼン後に観客の投票で「世界一ふざけた夢の叶え方」(ひすいこたろう著)をプレゼンした片山育男さんが優秀プレゼンターに決定した。

片山さんは「正直言ってホッとした。職業柄人前に出て話す機会は多く、優劣を付ける場面に立つこともあるが、やることをやっても勝負とは別物なのでドキドキした」と笑顔で話した。同書の著者ひすいこたろうさんが旭川で行うトークライブの実行委員でもあり「できれば優勝したいと思って、プレッシャーを感じていた」と話した。

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