くりの木幼稚園(旭川市永山町4)の子どもたちに給食を宅配するフレアサービス(旭川市永山北1)が9月10日、地元で採れた「とうもろこし」を提供した。
旭川市内の幼稚園・保育園・高齢者施設などに給食を宅配している同社は、本年度から幼稚園や保育園給食に旬の食材を提供する取り組みを行っている。7月にはメロンを提供し、今回は東神楽の狩野ファームで採れた「とうもろこし」を156人の園児に配った。季節の果物や野菜を提供することで、園児たちに収穫の時期やおいしさを知ってもらう「食育」や「地産地消」「農業の発展」にもつなげたい考え。
くりの木幼稚園でも食育のため、田植え体験やじゃがいも、とうもろこし、枝豆、スイカの栽培や収穫を園児たちと行っている。「園で先日収穫したとうもろこしと今日のとうもろこし、どちらがおいしいか子どもたちは食べ比べてみたいと楽しみにしていた」と梅田副園長。
園児たちはとうもろこしを口いっぱいにほお張りながら、「おいしい」「じょうずに食べられた」とうれしそうに話していた。
同社の佐藤さんは「とうもろこしはあえて生産状態に近いまま、実を外さない大きいままで提供することで『こんなふうに実が付いているんだ』と園児に知ってもらいたかった。実を外す方が食べやすいが、この状態で提供することで食育にもつながる」と話す。「今後も季節に合わせて食材を提供していきたい」といい、秋にはクリや柿などの提供を検討している。