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91歳の大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎さん 8年ぶりの旭川で青空舞踊公演「魂の踊り」

7月に旭川平和通買物公園を下見し、踊る場所を決めたギリヤークさん

7月に旭川平和通買物公園を下見し、踊る場所を決めたギリヤークさん

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 函館出身の大道芸人、ギリヤーク尼ヶ崎(本名=尼ヶ崎勝見)さんが、8月13日、旭川平和通買物公園の「アッシュアトリウム」(旭川市1条通7)前で、大道芸を披露する。旭川での公演は8年ぶり。

公演へ向けてイメージを膨らませるギリヤーク尼ヶ崎さん

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 ギリヤークさんは、1930(昭和5)年生まれ、91歳。学生時代は器械体操の選手で、俳優を志して上京。寺山修司監督の「さらば箱舟」、伊丹十三監督の「マルサの女」などの映画に出演している。

 30歳で大道芸人として生きていくことを決意し、街頭で津軽三味線を素材にした創作舞踊を踊り始めた。

 2014(平成26)年までは、毎年夏に、故郷北海道の複数都市を公演で回っており、旭川では、平和通買物公園と「三番館」(3条通15)前しあわせ広場で踊ってきた。2015(平成27)年に体調が悪化し、旭川公演を中止。パーキンソン病と脊柱管狭窄症と診断され、翌年から治療を開始。年間の公演回数は減ったが、現在も現役の大道芸人として活動し続け「伝説の大道芸人」とも呼ばれている。

 今年は買物公園が開設50周年を迎えたことから、旭川での公演を決意。近年は公演の都度、体のことを考え「これが最後の踊りになるかもしれないと、覚悟を決める」というが、踊り続けていきたい思いは強く「旭川では、50周年のお祝いの気持ちも込めて踊りたい」と笑顔を見せる。

 公演開始は13時から。入場無料。演目は「じょんがら一代」「よされ節」「念仏じょんがら」を予定。雨天時はアッシュアトリウム内で開催する。

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