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旭川在住の漫画家・日野あかねさん、電子書籍出版機に地元で初の原画展

自身初の個展で原画を前にする日野あかねさん

自身初の個展で原画を前にする日野あかねさん

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 5年にわたり漫画誌で連載していた漫画「往復酒簡(しゅかん)-娘と父のメール交換グルメ談議-」を電子書籍として出版した鷹栖町出身で旭川市在住の漫画家・日野あかねさん自身初の原画展が現在、旭川の「BOOKMARK CAFE」(旭川市1条8)で開催されている。

旭川のシーンを選んだ「往復酒簡」の原画

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 月刊レディースコミック誌に2015(平成27)年1月号から2020年4月号まで連載した同作品。全66話を3巻にまとめ、1月に電子書籍として「ぶんか社」から出版した。

 内容は、漫画家を目指し旭川から上京した27歳の主人公が、アシスタントの合間の食べ歩きで出合った「感動の」料理やお酒について、故郷の父親とのメールのやりとりを描いた、優しい絵が特徴のグルメ漫画。東京で漫画家のアシスタントとして働いた自身の経験も生かした。
 主人公の食べ歩きは都内の設定だが、漫画には旭川の店も10店以上登場し、実際に足を運んで「食レポ」をイメージして店のこだわりを取材したという。

 展示する原画を選ぶに当たり旭川のシーンを中心に選んだという日野さん。原画は、おでんや地酒、旭川名物の新子焼きなどのシーンと共に店の雰囲気も描かれ、キャプションにはモデルとなった店の名前も。

 原画7点の他、家族が日頃世話になる市立旭川病院へ、コロナ禍の励ましの思いを込めて送ったカラーイラストなど3点も展示している。

 日野さんは「今回地元のカフェで見てもらえる接点ができてうれしい。カフェで漫画のテーマでもある料理でおなかを満たし、展示でもほっこりしてもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~18時30分。火曜定休。5月20日まで。

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