食べる 買う

旭川のイタリアンバルで同エリア初の女性最年少バリスタ 店内リニューアルも

JBA認定バリスタ資格を取得し、同エリアで唯一の女性最年少バリスタとなった門真千咲さん

JBA認定バリスタ資格を取得し、同エリアで唯一の女性最年少バリスタとなった門真千咲さん

  • 0

  •  

 Cafe Libro神楽店(旭川市神楽3条8 TEL 0166-61-8866)スタッフの門真千咲さん(22)がJBA認定バリスタ資格を取得し、同エリアで唯一の女性最年少バリスタとなった。

店内に本を増やしリニューアルした店内

[広告]

 同店はクリスタルパークに面した一軒家を改装したカフェ。1階の大きな窓からは公園が見渡せ夏にはウッドデッキで食事を楽しむことができる。今回、門真さんがバリスタの資格を取得したこともあり、ゆっくりと本を読みながらエスプレッソやカプチーノを楽しんでもらいたいと、店内に本を増やし今月1日にリニューアルオープンの運びとなった。

 門真さんが資格を取ろうと思ったきっかけは、同店の研修で訪れたイタリアのカンポ広場にあるカフェで飲んだ「一杯のカプチーノ」。特別有名なお店ではない普通のカフェでの普通のカプチーノだったが「クリーミーなミルクや香りに衝撃を受けた」と門真さんは話す。普段から苦いコーヒーが苦手な門真さんは、イタリア人が砂糖をたっぷり入れてデザート感覚で飲むエスプレッソなどを「自分でも旭川で提供したい」との思いから資格を取るため勉強を始めた。専門学校へ通って2年間カプチーノやラテの勉強をするのが一般的だが、門真さんは同店で働きながら勉強し半年ほどで資格を取得。「取りたい気持ちがあったので全然苦にはならなかった」と話すが、店の営業が終わってから実技練習を行うため「勉強期間はほぼ寝られなかった」という。「仕事中の顔は大丈夫だったのだろうか」と笑いながら当時を振り返った。

 同資格は飲食店で3年ほど働いていなければ受験できない資格で、コーヒー豆の知識や専用機械の使い方の講習を受け試験に臨んだ。「勉強は自分次第なのでやれば自信がつくが、実技は秒数や気圧など身につけなければならいことが大変だった」と話す。

 さらなるステップアップのため現在はラテアートを練習の門真さん。今後は「たかが一杯かもしれないけれど、そのおいしさを伝えたい」と話す。ここ数年で作ったラテアートなどをSNSに掲載する人がでてきたことでバリスタの存在が根付いてきたが、さらに「バリスタという仕事を広めていきたい」とも。「何がしたいかわからない自分より若い世代に『こんな仕事があるんだ』と知ってもらえるきっかけとなれば」と話す。

 営業時間は11時~17時(ランチは14時ラストオーダー)、18時~23時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース