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旭川の公民館で彫刻巡回展 4つのテーマで触れる彫刻展示

神楽公民館での展示「山内壮夫の世界展~具象から抽象へ~」

神楽公民館での展示「山内壮夫の世界展~具象から抽象へ~」

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 旭川市内の東旭川・神楽・新旭川・愛宕公民館4カ所で8月20日まで、「彫刻巡回展示」が行われる。

触れる彫刻展示

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 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(春光5条7、現在改修工事のため休館中)は同館所蔵の彫刻作品を市内の小中学校等に順に展示する「巡回展示」を行っている。「より広く多くの人に彫刻を鑑賞する機会を提供したい」と学校が夏季休業時に、小中学校で巡回展示している彫刻作品を市内の公民館で展示することとなった。展示テーマが4つ設けられ、各テーマ5~6点の作品が鑑賞できる。作品は台座に固定され触れることができ、作品や彫刻美術館、「彫刻のまち旭川」に関する解説パネルも掲示される。

 東旭川公民館(東旭川町上兵村544)に展示中の「木内克のどうぶつ展」では、「婦人誕生」や「見つけたポーズ」などを代表作とする、戦後の日本彫刻界に大きな影響を与えた木内克の作品が鑑賞できる。小中学生が親しみを持てるよう「犬」「猫」「鷲」「アマゾーヌ」「鳩と樹」など動物をモチーフとした作品で構成される。

 神楽公民館(神楽3条6)では「山内壮夫の世界展~具象から抽象へ~」と題し、中原悌二郎賞選考委員を務めた作家の山内壮夫の6作品「踊り子」「婦人立像(着衣)」「ソンミの慟哭」「親子像」「母子像」「牧神」を展示する。具象から抽象への変化のつかめる作品で構成されている。

 新旭川公民館(東3条7)の「旭川の彫刻家展~具象と抽象~」では、「馬」「人魚」「鶴の舞」「原生と譜」「星と月と」など中原悌二郎賞と関わりのある木内克と山内壮夫、旭川にゆかりの深い加藤顕清など5人の作品が鑑賞できる。

 愛宕公民館(北門町8)は、「ひと・かたち いろいろ展」として、旭川生まれの藤川叢三をはじめ、旭川にゆかりのある新田実や木内克による「母子像」「うなだれた裸像」「青年立像」「坐像(ざぞう)11」「立像5」「冬」の人物像6作品が並ぶ。

 同美術館の担当者は「ほぼ触れる作品を展示しているので、実際触って鑑賞して」と呼び掛ける。

 展示時間は各館9時~17時。祝日休館。

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